【GJOのなりたち】
(30周年記念誌より)

GREENHORN JAZZ ORCHESTRA(GREENHORNとは、未熟者、初心者、世間知らず、間抜け、等々の意味で命名の由来は、解散した桂高校OBのスイングオーケストラーの譜面台をもらってきて、それを書き替えるのが邪魔くさかったのでそのまま当バンドの名前にした)は、音楽による青少年の健全育成を目的とした「あかつき音楽団」のメンバー不足などによる活動不振解散という状況のなかで、その伝統を受け継いで1969年(昭和44年)4月6日、17名の音楽愛好家によって創立された。
1963年、吹奏楽普及運動の高まりの中、西院中学校吹奏楽部のOBたちが吹奏楽団を組織し、母校に練習場の提供を求めたが認められなかった。その後、南所繁氏を中心に練習場を捜し続け、春日神社宮司の米川安國氏に相談を持ちかけた。米川安國氏は快く承諾、青少年に音楽を演奏する機会を与え、彼らの情操を豊かにし、楽団集団生活によって人格を向上させ、社会性を陶治しようと「西院吹奏楽団」を組織し、楽器、ユニフォーム、練習場を提供した。
その後、「ブルー・スカイ吹奏楽団」 「あかつき音楽団」と改名し、西院中学OB以外の人材をも登用しながらアマチュアー一般吹奏楽団として、福祉施設への「慰問」演奏を中心に活動したが、メンバーの不足によって1968年3月についに解散するにいたった。
しかし解散は惜しいと米川安國氏の依頼を受けた柴田 憲を中心に、楽団再建活動が行なわれ、元「あかつき音楽団」元「スイング・オーケストラー・グリーンホーン(桂高校吹奏楽部OBのバンド)」元「中西徳四郎とニュー・ヒッツ・キッツ(モードサロン女王蜂の専属バンド)」等を集めて、ジャズ・ビッグ・バンドとして、1年余りの準備期間の後、1969年4月6日、17名で再建された。 

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